「デリカシーがない」を英・中で

中国人のお友達とテキストのやりとりをしていたとき、「デリカシーのない人」の話になりました。

「デリカシーのない人」を英語で

英和辞典で「デリカシー」を引くと、delicacyが出てくるんですが、これはあまり使われないようです。彼女は英語もできるのですが、「delicacyっておいしいものっていう意味じゃないの?」と言われました。

デリカシーって美味しいものの意味なの?初めて聞いた!と驚きながらググると、まずGoogle翻訳にでかでかとこのように表示されています。

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珍味ですね。酒盗とかそういう系のやつですね。なんか違います。

彼女との会話のベースは中国語なので、「デリカシーがない」を彼女に説明するのに「不考虑别人的心情,说话没礼貌」のように話したら、「insensitive?」と返されました。「说话不谨慎」とも。

ちなみに中日辞典で「デリカシー」を引いてみても、「繊細さとか優雅さ」みたいな意味が出てきて、「思いやりのない無神経な(物言い)」みたいなニュアンスとはちょっと違う気がします。「考虑不够,考虑不周到」といった表現の方がしっくりきます。

私が言いたかったのは、「配慮に欠ける人」「無神経な発言をする人」というような表現でした。

ひとつの単語にこだわりすぎず、柔軟にイメージを言語化して辞書を引くうちに、「デリカシー」という日本語についてもじっくり考えることができました。

そしてひとしきり、彼女と身近にいるinsensitiveなひとについて話をして、「いるいるー!」と共感しながら憂さ晴らしをしました。

辞書で見出しをそのまま引いてもカチッとはまる表現が出てこず、芋づるでいろんな語を引きながら最終的に「これ!」という意味の語を見つけると、ちょっとした達成感が味わえます。
辞書を引くのっておもしろいなあとあらためて思いました。

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