知ったかぶりをする人への対処法

私が中国留学の経験があったり、中華圏によく出張していたことを知ると、「よくあんなところに」というような反応をされることがありますが、そういう人はたいてい現地を訪れた経験もなく、中国への知識も生半可であるということが多いです。

このご時世なので、中国へのネガティブな反応についてはすっかり慣れてしまいましたが、「わかったつもり」になって知らないことを学ぼうとしないまま、断定してしまうのは危ういなと感じます。

知ったかぶりの心理

知ったかぶりのタイプとして、

  • 人の話によく首を突っ込んでくる
  • アドバイスをするのが好き
  • 自慢話が好き
  • 間違いを指摘されると言い訳する

こんなタイプの人が思い浮かびます。
私も一部当てはまるので、もしかすると人には「知ったかぶりをする人」と思われているかもしれません。気を付けます。

知識や情報のシェアはありがたいことなので、積極的に出しあいたいと考えています。その時には常に、自分の持っている情報が不確実である可能性もあるということを念頭に置いて、謙虚な姿勢でないといけないと肝に命じています。

また、自分よりもその分野に詳しい人がいる可能性も高いので、決めつけたような言い方も避けたほうが無難ですし、間違っていることを指摘されたら素直に受け入れる心の準備も必要です。

相手の知ったかぶりにイライラする心理

「あそこのお店が市内でいちばんワインとチーズの品ぞろえがいいんですよ」というジャッジを聞いて、(その統計的な根拠を述べよ)と思ったり、「海外の企業の勤務体系はそれがメジャーなんですよね」という訳知り顔に、(海外で働いたことないですよね)とシニカルにとらえたり、何にでも首を突っ込んでくる知ったかぶりさんが職場にいると、心がチクチクすることが多くなります。

中華圏に行ったことがない人から否定的な意見を言われると、「実際そんなことはない」と反論したくなるのは、自分が相手よりも現地のことを知っていると思うからです。

知ったかぶりさんが言ったことに対して反感を感じるのは、「他人にそれを説明できるほどの十分な知識や経験を持っていないくせに」という自分から相手への上から目線があるからだということに気づきます。

要は自分が他者に対して競争心を持っているから、イライラしてしまうんですね。

自分の中にある、他人への上から目線
自分の問題は自分で解決しないといけません。


知ったかぶりへの対処法

とはいえ、知ったかぶりさんがあきらかに間違った情報を与えていて、それが業務に支障をきたすことであれば、訂正を入れなければなりません。

知ったかぶりさんは自分が物知りであるということをアピールしたいので、間違いを指摘されるのを嫌がりがちです。

相手を否定していると思われないように、うまく伝えられるといいのですが、なかなかうまくできません。今後の課題です。

知ったかぶりはわざとではないことも

興味深い動画がありました。
Do You Really Know What You Think You Do?

物知りな人ほど「知ったかぶり」をしてしまう?知識に関する心理学

「無知の知」というソクラテスの言葉がありますが、実際には、自分が無知であることを知ることはとても難しいようです。人は、「自己奉仕バイアス」により、実際以上に自分は物事を知っていると思ったり、自分の推論が実際以上にいいと信じ込んだりしてしまいます。これは誰にでも起こりうることです。例えば、2015年に行われた研究では…

「自己奉仕バイアス」は、成功したときの理由は自分自身にあると考え、失敗したときの原因は自分以外の外部にあると考えてしまう傾向のことです。

知ったかぶりの人は自己奉仕バイアスがかかっていて、勝手に都合のいいように記憶を作り変えてしまっている、あるいは、自分の持っている知識が正しいかどうかの検証をするトレーニングができていないのかもしれません。

知ったかぶりさんの性格に問題があると考えるよりは、人間の心理にはそうしたおもしろい現象が起こるもので、今それを自分は間近に観測しているのだなというふうに捉えるほうが、心がラクになるかもしれません。