6月から準備してきた、青谷優子さんを広島にお招きしての英語セミナー。
昨日、11日の日曜日午後に無事開催することができました。
ブログ更新しました!https://t.co/96h9H0EBcH
1)広島セミナーで(青谷が)学んだこと
2)The Railway Children Chapter11
3)11月27日(日)東京・池袋「英語朗読セミナー・ワークショップ」受付開始
という内容です♪— Yuko Aotani (@Greenvaletokyo) 2016年9月13日
☆過去記事:青谷優子さんの朗読セミナー、広島で開催します!
参加者はスタッフ合わせて48名と大盛況。
英語の割合が7~8割と、どちらかというとハイレベルな内容でしたが、青谷さんの英語はスピードは手加減なし(多分)だけど、とてもクリアでわかりやすかったです。
小泉八雲『貉』・夏目漱石『夢十夜・第十夜』朗読
登場人物の読み分けの技や表現力が素晴らしかったです。青谷さんの朗読ももちろんすごいのですが、人が話すのを聞くことで、脳裏に映像を浮かべて楽しむことができる(当然と言えば当然なのですが)、人間の感性ってすごいなあと思いました。
早口言葉
日ごろ使っていない筋肉を使っている実感がありました。
こちらに青谷さんが読み上げていらっしゃる音源があります。復習・日々のトレーニングにぜひどうぞ。
・とにかく口をしっかり動かすこと。
・アクセントはそのひとの魅力、ネイティブそっくりに話す必要はない。
・いろんなタイプの英語を聞き取る練習は大事。
ニュースを読む
青谷さんのニュースのアナウンスを生で聞いて「ほんものだ!」と鳥肌が立ちました。
・一対大勢でなく、一対一で話すように読む。
・強弱に気を付ける。キーワードの名詞を強調して読む。
・早く読まなくてもいい。
・ブレスや大事なところ、原稿にマーキングを入れて読む。話すように読む。
スピーチを読む
・warm audienceを見つけてその人に語りかけるつもりでリラックスして話す。
・誰かのスピーチを真似て読むときにも、自分のスタイルで読むことを忘れない。
・スピーチのメッセージに共感できる素材を選ぶ。
・pose isn’t silence.
ストーリーを読む
言葉のイメージを頭に浮かべながら読むということで、paradiseという語彙が取り上げられました。
ひとつの言葉が異なるコンテクストを内包している、その違いを理解しながら読む、文章の中でその言葉が持つ意味やイメージを描きながら読むことの効果を実際に体感することができました。
勉強法
英語学習においても人のやり方に振り回されず、自分のやり方を重視する。
自分のやり方を見つけて、stick to it。
話し方・伝え方
音読・朗読・スピーチにかかわらず、言葉の意味を自分の中で落とし込んでから出さないと、伝わらない。
きちんと伝えるための論理的な作業(分析・練習)と同時に、伝えたいという情熱のふたつが必要。
とても鯉、じゃなくて濃い2時間半で、あっという間に終了しました。
その後の質疑応答でも、参加者の方々の英語に対する熱意をうんと感じることができました。
先日ライトニングトークに初挑戦したときに実感したのですが、思っているのと実際にやってみるのとは大違いで、最初は全然思い通りにいきません。
何度も練習し、リハーサルを重ねて調整していくことで、少しずつ理想の形に近づいていきます。
やりきるだけやって本番に挑んでも、やはり足りないところや「こうすればよかった」という点が残るので、それは数をこなして少しずつ上達していくほかないのだなと思いました。
今回はニュース原稿などを読んで伝えることがテーマでしたが、ふつうの英会話でも同じことで、スムーズに会話をするために、まずはひとりで「何を伝えたいか」「どう発音すると伝えやすいか」「どういう風に話してどう盛り上げるか」というような予行練習をたくさんたくさん積み上げていくことにします。実際に話し相手を見つけて話す練習をするのも大事ですが、そればかりやっていても上滑りになる気がしていたので。
青谷さんもジョブズのスピーチについてお話されていましたが、雲の上の存在に思える人たちも、最初から上手にできたわけではなく、こつこつ人並み以上に練習されて結果を出されているのでしょう。
自分の発音を聞いても憂鬱になるばかりだし、練習してもなかなかうまくなりませんが、それでも続けていくことだけが唯一の道なのかなと思います。
会場にはNHKラジオ講座「攻略!英語リスニング」の柴原先生がいらしていました。
この講座のコンセプトと、柴原先生の語り口が大好きで、毎期聞いていたので、ご本人にお会いしてお話することができてとても嬉しかったです。この喜びを胸に、引き続きラジオ講座で勉強していきます!
「人前で話す」と言えば、今回、人前で話すのが大の苦手の私に代わって、広島ぶろがー会でお世話になっているハギさんが開会のあいさつを引き受けてくださいました。
主催されているぶろがー会ではいつも、参加者全員が心地よく過ごせるよう配慮されていて、そのホスピタリティに敬服しておりました。今回も司会だけでなくきびきびと他方面に目配りしてくださって、(それだけでなく、セミナー内で青谷さんが話された英語のキーワード、「なんだったっけ?」と後からスタッフで話していたら、ハギさんだけがそれを覚えていて、すごい!と思いました!)本当に感謝しています。
そのほか、たくさんの方に助けていただいて、今回のセミナーを実現することができました。参加者のみなさんはもちろん、私のラブコールに応えてくださった青谷さん、ご自身の経験から惜しみないアドバイスをくださった方、励まし応援してくださった方、告知や宣伝に協力してくださった方、スタッフとして動いてくださった方、本当に本当にありがとうございました。
今回のセミナーの成功が呼び水になって、広島でもたくさんおもしろい勉強会が増えるといいなあと心から願っています。
口に出せば実現します!やりたいことがあったら思い切って誰かに伝えてみましょう!