佐々木正悟さんのライフハック@広島に参加してきました

イベント

佐々木正悟さんin広島です。

道に迷うのをおそれて早めに出発したところ、思ったより早く到着したため、最前席に座ることができました。
出不精なもので、こういうイベントにはこれまで全くご縁がなかったのですが、タイミングと気持ちとがぴたりとあって、参加することができました。

腰が重い私の背中を押したのは、広ぶろのみなさんがいらっしゃるという心強さです。

やりたいことは多く、やるための時間は少ない。
この問題を「仏教的」でも「達観的」でもなく、ライフハック的に解決できないかというのが最近のテーマです。

募集ページにあった言葉はまさに私自身の課題です。
なんらかの答えあるいは希望の光が見えるといいなと期待に胸をふくらませておりました。

マジックポイント

今回いちばんおもしろかったのは、この概念です。RPGにおける魔力の量、MPを意志力・精神力のようなものになぞらえて考えると、とても腑に落ちるというお話。

意志の力は鍛えればどんどん強くなっていくもの、というふうに思われがちですが、恒常的な強さは持ちえないということを、いろんなデータが示していること。
この意志の力を無駄に使わない工夫をすることが、日々のタスクをうまくさばいていくためのいい方法なのかも!!と、お話を聞いて勝手に納得しておりました。

外注は解決にならない

会場で上がっていた意見にもありましたが、持ち時間を増やすために作業を外注するという方法。
基本的に自分でなんでもやるのが好きな私は、自分で何でもやること自体を楽しんでいるので、たとえ外注が可能な状況でも、「もっと時間があればー!」と言いながら全部やってしまうたちです。

9月にセミナーを主催したときには、講師への依頼に始まり、会場決定、告知用WEBサイト作成、チラシづくり、お知らせのための各所ご挨拶まで、一連の流れを自分でできたのはとても楽しかったし、自信になりました。
自分が楽しんでやってることは、HPは浪費してるかもしれないけれど、MPはそんなに無駄に使っていないのですかね。

この経験と比較して、それほど楽しくはない家事について。
経済的余裕があれば外注するだろうかと考えてみました。
引越しらくらくパックは普通に使います。荷造りのほぼ全てをプロにお願いするのにすっかり慣れてしまって、らくらくパック以外の引越しは無理だなと思うくらい頼り切っています。引越しのたびにそうじまでやってもらうので、体力はものすごく温存できるのですが、担当者との事前の話し合い、当日現場で「こうしてほしい」という要求を伝えるためのやりとりに、かなりのMPを費やします。

これが日常的に家の中にひとが入ってきて作業をお願いするとなると、MP的に無理無理絶対無理、となりますが、引越しの場合は、突発的で一時的なイベントなので耐えられるのでしょう。

ライフハックというと、単に時間節約、労力削減、といったことを思いうかべます。
しかしそれだけではなくて、「イヤだ」「大変だ」と思う気持ちを極力感じないために策を講じることによりMPを無駄に使わないのがライフハックなんじゃないか、という話に、思い当たる節がたくさんあって膝を打ちました。
「イヤだ」と思うツボ、「ここまではいいけどこれ以上はムリ」と感じるラインは人それぞれ。だから、万人がラクになる・満足するライフハックというのは存在しないのですね。


囚人のジレンマ

何かを達成するためにコツコツ継続して行わなければならないタスクにとりくんでいると、「このやり方でほんとうに望む場所にたどりつけるんだろうか」という疑念が生じます。

この疑念が習慣化を妨げるので、そこは情報収集によってできるだけ回避することが必要、とのことでした。ただし疑念はゼロにはできない。
私はかつて比較的短期でビジネスレベルの中国語を習得しました。その後、英語をやり直し始めたのですが、中国語学習において成功体験をしているので、英語についてもその経験に基づいて「だいたいこうやっておけば間違いない」という自分なりのマップを描くことができています。
その地図が本当に正しいかどうかは別として、通るルートをあれこれ迷わないですんでいるという意味では、とてもMPを節約した英語学習ができています。
学習法が書かれた本を読んで参考にするにしても、その著者と自分とは生活環境も性格も違うので、ただそのまままるっと真似しただけではうまくいくはずもありません。
その点では、同じ外国語学習というカテゴリで成功体験ができているのはなかなか大きな強みです。

多言語学習をするひとが、1つめより2つめ、2つめより3つめの言語を学習する時の方が負荷が軽かった、という感想を持つことが多いのは、自分にあった学習法を知っているというだけでなく、仮にもしその学習のしかたが最短ルートを通るものではなくても「こうしておけばうまくいく」と信じて迷わず突き進めることが、結果的により早くより楽しく上達できるのかなとも思いました。

外国語学習以外の部分でも、自分がMPを浪費せずにすむやり方は応用できそうなので、今後そのあたりを探っていきたいです。

タスク管理ツールを知らない私

毎日それなりに目的を持ち、達成感を味わいつつ暮らしていますが、ふと立ち止まって考えると、回し車の中のハムスターのように、同じ場所を走っているだけなのではないかという疑念をいだいてしまう。

そんな疑念を振り払うために、私自身はアナログ手帳を使っており、それなりに機能しているのですが、佐々木さんそして今回参加された皆さんのタスク管理のお話を聞いてみると、タスク管理ツールを利用してみたい気持ちがむくむくと湧いてきました。

矛盾しているあれやこれやがすばらしい

終了後は近くのお店で懇親会がありました。
今回こそはおとなしく微笑んで、みなさんのお話にじっと耳を傾けていようと思ったのに、今回もダメでした。ごめんなさい。

みなさんの話を聞いていて、そして私自身の話の中にもあったのですが、矛盾している?、と感じることがありました。まったく悪い意味ではなく、とてもいい意味で、他者から見ると矛盾していることが、本人の中では本人なりに整合性が取れているのって、そのひとの個性とか人間性とかのあらわれのようで(そしてそのひとが大切にしているものが垣間見えたり)、素敵だなあと感じました。

佐々木さんのお話にもありましたが、自分のダメな部分を直視することで生きやすくなってきたと私も最近感じているので、それがタスクシュートなどのタスク管理ツールを利用することで促進されるなら、使ってみようかなあという気になっております。そんな気持ちになったことなど、明日の朝起きたらきっとすっかり忘れている可能性も高いので、ここに一応書いておきます。
わざわざ広島までいらしてくださった佐々木さん、広ぶろ主催者のお三方、そして参加者のみなさま、楽しい時間をどうもありがとうございました。

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はじめて広島城を訪れました!!

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