鳥取砂丘・砂の美術館に行ってきました

少し前になりますが、鳥取砂丘のそばにある、砂の美術館に行ってきました。

砂の美術館

先日訪れた大塚国際美術館もユニークな美術館でしたが、こちらの砂の美術館も大変興味深いコンセプトで運営されています。

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「砂で世界旅行」をコンセプトに、毎年テーマを変えて展示作品がつくられます。

その年の会期が終了すれば、制作・展示された砂像はもとの砂に還っていくのです。

訪れた私たちが目にするのは、その年、その期間中にしか存在しない芸術作品です。

これまでの展示作品

2006年に開館してから、これまで12回の展示が行われてきました。

(屋外)
第1期:イタリア・ルネサンス
第2期展示:世界遺産・アジア編
第3期展示:砂で世界旅行・オーストリア編
第4期展示:砂で世界旅行・アフリカ

(屋内)
第5期展示:砂で世界旅行・イギリス編
第6期展示:砂で世界旅行・東南アジア編
第7期展示:砂で世界旅行・ロシア編
第8期展示:砂で世界旅行・ドイツ編
第9期展示:砂で世界旅行・南米編
第10期展示:砂で世界旅行・アメリカ編
第11期展示:砂で世界旅行・北欧編
第12期展示:砂で世界旅行・南アジア編

2012年の第5期からは、現在のような屋内展示となりました。

制作過程

メインゲートを入り、展示エリアに入る2階入り口のところに、制作過程を映像で紹介するコーナーがあります。

はやる気持ちをおさえて、ぜひこの映像をじっくり見ていただきたい。

おそらく来館する多くの方が、予備知識をほとんど持たず、砂丘を訪れた後ついでに足を運ぶというパターンが多いのではないかと思います。私もはじめて訪れたときはそうでした。

実際の制作過程を(映像で)見ると、砂で作った像、という言葉からは想像できないほど難度の高い作業であることがわかります。

この砂像作品を作るために、会期終了から次の会期までのあいだに、世界中から砂像づくりのプロフェッショナルが集い、それぞれの特技を活かした作品作りに打ち込むということも映像を見てはじめて知りました。

全ての素材が砂と水だけで作られています。
固めるための糊や支柱なども使われていません。

比較的厚みのない砂像も多いのですが、実際の薄さからは考えられないような奥行きを感じられる作りになっています。
砂を削ることによって生じる影の働きを活かして遠近感や奥行きが作り出されています。

この紹介映像を見るのと見ないのとでは、展示物を見るときの感動が違います。
ぜひとばさずに、入場前に見てみてください!


第12期展示:砂で世界旅行・南アジア編

さて、今年のテーマは南アジアです。
訪れたときの感動を損なわないように、あまりたくさん紹介しない方がいいのかなと思いつつ、ほんの一部をご紹介。

入り口を入ると出迎えてくれるのが、マハトマ・ガンジーの像。

砂の美術館

ガンジーの言葉が刻まれています。
Forgiveness is the attribute of the strong. The weak can never forgive.

表情豊かなお猿さんたち。

砂の美術館

恐るべき構成力により、ありえないほどの奥行きを感じます。

砂の美術館

砂像と砂像のあいだに滝が流れ落ちています。

砂の美術館

人々がみっしりと。崩れないか心配です。

砂の美術館

世界遺産にも登録されている、ネパールのバクタプルの街並み。
訪れたことがあるだけに、感動もひとしおでした。

砂の美術館

髪の毛や装飾品の美しさ、繊細すぎて言葉を失います。

砂の美術館

砂像の周囲には人が通れる道が砂で作られており、たえずメンテナンスが入っています。
砂像はロープなどで仕切られていないので、小さなお子様、大きなお友達も、うっかり転んだり手をついたりしないように気を付けましょう。

砂の美術館

3階に上がり、展示エリア全体を見渡すこともできます。
歩いている人と比べると、砂像がどのくらい大きいかお分かりかと思います。

砂の美術館

屋外にも展示があります。
小道のそばに、小さなかわいい砂像がたくさん置かれています。

砂の美術館

施設情報

会期は2019年4月13日(土)~2020年1月5日(日)。
南アジア編の会期もいよいよ残り少なくなってきました。
ぜひ足を運んでみてください。

鳥取砂丘 砂の美術館
鳥取県鳥取市福部町湯山2083-17
平日、日曜日:午前9時〜午後6時 (最終入場は午後5時30分)
土曜日 :午前9時〜午後8時 (最終入場は午後7時30分)
※4月13日~1月5日は、年末年始含め無休

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