広島市の公立高校入試・内申点の計算方法

子ども本人はもちろん、母親の私もぼんやりした性格で、高校受験の際には、すべてが後手後手になり、受験の年は大変でした。

私は広島出身ではなく、広島の入試制度が自分が経験した高校入試とはまったく毛色がことなることに気づくのがとても遅く、戸惑うことばかりでした。

受験に際し、得た情報を少しずつまとめていこうと思います。これから受験を迎える方の役に立てれば幸いです。
変わっているところもあると思いますが、参考にはなるかと。

志望校決定まで

中3の春

3年生になってから、進路希望調査が実施されます。
公立高校の第一・第二希望および、私立高校の希望を記入し、提出します。

この頃になってようやく、広島が全国屈指の内申点重視県ということを知ることになりました。
私が子供時代を過ごした地域は、普段の成績が並でも素行に問題がなければ一般入試の結果で挽回できる入試形態でした。

ここで親の私の方が焦ってパニックになってしまうほど、そのときの内申点は絶望的に思えました。

県外から広島にいらしたお母さん方、特に私のようにのんびりなタイプの方は、同じ道をたどることがあるかもしれません。ただ、あまり内申点にビクビクするのも本意ではないので、結果的には最初からこのことを知っていなくてよかったかなとも思っています。しかしこれも、志望校に合格できたから言えることなのかも…。お子さんのタイプを踏まえて、内申点で損をしないように、中学に入った頃から上手に誘導するのも親のつとめかもしれません。

オープンスクールほか

6月ごろから秋口にかけて、学外から参加可能な体育祭や文化祭などのイベント、それから受験生対象のオープンスクールが実施されます。

オープンスクールなどは、事前申し込みが必要なものもあるので、子供がもらってくる資料にきちんと目を通しておきましょう。

夏休み前の面談

夏休み前の面談で、志望校の確認をします。
その時点での内申点や成績を、学校が持っているデータに照らし合わせていくのですが、内申点も実力テストの点もかんばしくなく、先生の口ぶりも歯切れがよくありません。

その時点での成績と、過去のデータに振り回される時期ではあると思います。

夏休みがんばれば、かなりの学力アップが期待できるので、ここでアクセルをしっかり踏める子は強いです。

志望校の最終確認

12月の三者懇談で志望校の最終確認をし、受験の手続きに入っていきます。

学校でも、夏から通っていた塾でも、先生方のコメントは芳しくないものでしたが、子ども本人がなかなか勉強の方に打ち込む様子を見せないので、やむを得ない反応かなと思っていました。

選抜1・選抜2

広島独自の名称なのでしょうか。
選抜1・選抜2、「選1、選2」と略して呼ばれる試験の制度です。

選抜1が推薦入試、選抜2が一般入試です。

選抜1試験は2月の上旬に実施され、普通科の場合、定員の約20%がここで決まります。
内申点に加え、小論文と面接で選考されます。

かなりの狭き門なので、落ちてもともとという気持ちでとりあえず受けてみて、選抜2をメインに定めるのがよさそうです。


内申点の計算方法

ここで言う内申点とは、受検要覧に書かれている「調査書」スコアのことです。

評価のもとになるのは学力テストの点数だけではなく、授業態度や提出物の状態なども対象になります。

選抜1

調査書の5点満点×9教科で45点満点のものを、1~3年の分の合計で135点満点。
オール3だと81点の計算です。

その他、中学校長の推薦書、生徒の志望理由などを勘案して総合的に判断されます。

選抜2

a)国社数理英:5点満点×5教科×3学年分=75点満点
b)実技4教科:(5点満点×2)×4教科×3学年分=120点満点

a+b合計(195点満点)に【195分の130】をかけて、130点満点とします。

こちらも、中学校長の推薦書、生徒の志望理由などを勘案して総合的に判断されます。

選抜1不合格からのフロー

2月上旬の平日に選抜1の試験が実施されます。
試験後、1週間以内に発表日が設定されており、合否の結果は保護者に電話連絡、子どもたちは学校で結果を知らされます。

不合格の場合は、当日中に私立高校の受験料を振込み、領収証を中学校に持参することになります。

かなり忙しいスケジュールなので、この日の午後は仕事をお休みにしておいた方がよいと思います。私は午後休の予定で出勤しており、不合格の知らせを受けたのち、大慌てで手続きしました。

不合格の場合、子どももがっかりするとは思いますが、気持ちを切り替えて学力テストに向けて最後の追い込みを始めましょう。

ちなみに、子どもは同じ学校・同じコースを受けるお友達と一緒に試験を受けに行きましたが、行動を共にしているとどちらかが受かってどちらかが落ちたときには、(特に、そこまで腹を割って話せる仲でない場合)しんどそうだなと感じました。

1か月後の3月上旬に、選抜2の試験が実施されます。
あとがないということで、子ども自身も大きなプレッシャーを抱えているでしょうが、ベストをつくせばどのような結果になっても前向きにとらえるのが大事かなと思います。

うちの子の場合は、エンジンがかかるのが遅すぎ、やっとエンジンがかかっても進み方がじょうずではないので、見ているこちらがやきもきしました。もっと早くからやらせておけばよかったのかなと後悔もしましたが、きっとずっと早くから万全の準備をしていても、試験前は同じように不安になったりプレッシャーを感じるのでしょう。

子どもには、志望校に入れるように、なんとかベストを尽くしてもらいたい。
しかし、志望校に残念ながら入れなかったとしても、未来から過去を振り返ったときに、あのときの挫折があったから今の幸せがあるのだと、穏やかな気持ちでいられるような道を歩んでほしいと思っています。