「ドタキャン」を英語と中国語で何という?

ドタキャンされた!」と英語と中国語で。
それぞれどういうのでしょうか?

ドタキャンという言葉の由来

「ドタキャン」という日本語は、「土壇場で約束をキャンセル」の略で、1990年前後に普及した比較的新しい言葉です。
もともとは芸能界や芸能界やマスメディア、旅行業者などの業界用語だったものが、広く使われるようになりました。

ちなみに、「土壇場」という日本語自体は、江戸時代の斬首場の土を盛って作った土台が由来だそうで、死刑場の上、まさにせっぱつまった、ぎりぎりの状態を差し示しています。

ドタキャンを中国語で

約束を破る、という意味では、「爽约」という語句があります。
中国語ではデートのことを「约会」と言うので、「爽约」は「デートをすっぽかす」という意味でも使われます。
「ドタキャンされた」という受け身の意味のときには、「被爽约了」のように「被」を使って表します。

「鳩を飛ばす」

もうひとつ、「放[人]鸽子」という言い方もあります。
「約束が書かれた信書をつけて届いた伝書鳩に、手紙を付けずに返して約束を反故にした」という話が由来という説もあるそうです。「ドタキャンされた」は「被放鸽子了」。


ドタキャンを英語で

意味通りに訳すと、

cancel at the last minute

ぎりぎりになってキャンセルする

という表現になります。

「土壇場」をあらわすのが、「at the last minute」というイディオムですが、この代わりに使える「at the eleventh hour」というおもしろい言い方があるようです。

The wedding was cancelled at eleventh hour.
結婚式は土壇場になってキャンセルされた。

11番目の時間

なぜ「11番目の時間」が「土壇場に」という意味になるのでしょうか。

諸説あるようですが、聖書の中のエピソードに、朝6時から夕方6時までの仕事に、朝から働く人も、夕方5時ごろ、もう終わる時間に来た人も、同じ賃金がもらえたということからきている言葉だとのこと。朝から12時間働いた人と、夕方5時から1時間働いた人とが同じお給料なんて不公平な話です。

夕方5時、つまり朝6時から数えて「11番目の時間」に来てもぎりぎり間に合ったというところから、「間際で、間一髪」といった状態を表す言葉になったそうです。

日本語の土壇場が「首を斬られる寸前」という語源と比べると、ずいぶん雰囲気が違いますね。

すっぽかすを英語で

日本語の「ドタキャン」には、ぎりぎり直前になって断った(きちんと断りは入れている)、という意味合いが強く、「すっぽかす」というニュアンスはあまりないような気がしますが、中国語の「爽约」「放鸽子」には、「すっぽかす」というニュアンスが強いように感じます。

「すっぽかす」という表現、英語では次のように表します。

Stand [人] up

Bail on [人]

Chuck and I had a date for dinner and he stood me up.