安野光雅のものがたり絵本展
昨年もこの時期に、ひろしま美術館で安野光雅展が開催されて喜んでおりましたが、今年も開催されるとは!
ぜひ毎年企画していただきたいものです。
安野光雅のものがたり絵本展 – 特別展 – [ひろしま美術館]
絹地に描かれた『繒本 平家物語』は圧巻です。細部まで緻密に描かれた人物のひとりひとりに見入ってしまいます。
『おおきなもののすきなおうさま』や切り絵の『昔咄きりがみ桃太郎』は、印刷されたものにはない迫力がありました。
『きつねがひろったイソップものがたり』のコンセプトが安野光雅らしくてとてもよかったし、『ガリバー旅行記』の最後の場面は胸がじんとします。
安野光雅展、終了まであと10日です。津和野の安野光雅美術館にも機会があれば是非どうぞ。
萩・津和野の旅(1)安野光雅美術館
だまし絵の巨匠 エッシャー展 -不思議な版画の世界
エッシャーはずっと昔に、ハウステンボス美術館で見て以来です。そのとき見た作品もかなりありました。
たっぷり150点。予想以上にボリュームがあって驚きました。じっと見入っていると、2時間くらいはあっという間に過ぎてしまいます。
だまし絵といわれる数学的なデザインもいいけれど、イタリアが大好きになったエッシャーが、ひたすら旅してめぐったスケッチをこれでもかと見せてもらえたのが本当にうれしかった。素晴らしい風景を前に胸を高鳴らせながらペンを走らせた若き日の彼の様子を思い浮かべることができました。
こちらは12月25日まで。
この2館プラス現代美術館、いずれかのチケットの半券を持参すると、チケットが100円引きになるキャンペーンもやっています。休日に美術館めぐりはいかがですか?