ゴーリー展とは直接関係ないのですが、忘れないうちに、思いついたことからメモ。
順次書き足していきます。
ゴーリーの中国語訳書
ゴーリーの訳書、中国語では出ているのかなと検索してみたら、今年の1月に1冊出版されていました。
おそらくは最初の中国語訳書であるこの1冊がボリュームのあるアンフィゴーリーだというところに、中国らしさを感じます。本のタイトルも、アンフィゴーリーという音を生かさず、「ナンセンスなユーモア」と、本来の意味そのままに直訳しているのも中国語らしいです。
出版に際しての特集記事もありました。とても詳しくて、なかみも一部読めます。
外国語に訳す難しさ
ギャシュリークラムの訳は難儀されたのではないでしょうか。細部まできちんと説明したがる中国語の性質が強く出ていて、原文や柴田氏の日本語訳に比べると、「重たい」感じがします。
でも、いちいち几帳面な中国語訳、それはそれで日本語訳にはない、中国語ならではのリズムが出ていておもしろいのです。
村上春樹作品を日英中で読み比べてみたりするのが大好きなので、アンフィゴーリーも読み比べてみたくなりました!