ポイントで受け取ったアフィリエイト報酬の仕訳方法

楽天ポイントやAmazonギフト券など、アフィリエイトで発生した現金以外の収益を帳簿に記帳する際の仕訳方法についてです。

売上高計上のタイミング

アフィリエイトは通常、成果が発生してから確定するまでにタイムラグがあります。
成果が発生しても、実際には確定されず、報酬とならない場合もあります。

(「今月のアフィリエイト成果発生額は〇〇円でした!」とアピールする人もいますが、実際の確定額はぐっと減る場合もあるので、ドヤを鵜呑みにしないようにしましょう)

いちばん簡単なのは、報酬額が確定してポイントや現金が付与・支払されたときに売り上げを立てるやり方ですが、この帳簿のつけ方を「現金主義」といいます。

支払いはまだだけど、発生した時点で売上を立てるのが、「発生主義」。

白色申告も青色申告も原則「発生主義」ですが、特に、65万円の青色申告特別控除を受ける場合は、「発生主義」で帳簿を付けなければならないというルールがあります。

ポイントの処理についていうと、ポイントが付与されたときを売上計上日とするのが「現金主義ポイント成果が発生した時点で計上するのが「発生主義です。

現金で報酬が支払われるアフィリエイトサービスでも、基本は発生した時点で売掛金/売上高として計上するのが厳密なやり方です。

でも、この「発生→確定」のあいだで生じる誤差をまた帳簿につけないといけないのが大変面倒です。

そこで私は、年をまたぐときだけ発生分を売掛金として計上し、残りはふつうに現金主義で売上高として仕訳しています。たぶん、本来はダメなやつです。

その年に発生した収益はその年に申告しないといけないので、ここだけ(年内に発生するけど支払いは翌年になる金額)ちゃんとしてたらいいのではと思いますし、実際税理士さんに聞いてもまあいいんじゃないですかと言われることが多かったです(金額が大きくないからか)。

そもそもアフィリエイトの仕組みを知らない税理士さんも多いです。このあたりは担当者によっても見解が違うので、気になる方は最寄りの税務署に相談してみてください。

仕訳方法

ポイントは発生月に売掛金/売上高として計上して、付与月に事業主貸/売掛金として仕訳するのが厳密なやり方です。
(現金主義では、付与月に事業主貸/売上高として仕訳します)

貸方が「事業主貸」なのは、付与したポイントは報酬として計上したのち、個人のお財布に行きました、という意味です。
新しく「楽天ポイント」などの勘定科目を立てるのもひとつの方法ですが、私は面倒なので事業主貸にしています。

このやり方から行くと、たまっているポイントで事業に使う事務用品などを購入することもOKだと思うのですが、実際にはポイント購入した金額を経費とすると、チェックに引っかかることが多いようなので、私はポイントはプライベートな買い物に使うようにしています。

帳票として、1年間のポイント獲得一覧をプリントアウト・またはPDFにして保管しておきます。


帳簿を付ける姿勢が大切

きちんと完璧にやろうとしても、専門家に聞いてもいろいろ見解が違ったり、そもそも専門家が知らないことが多いのが、ネットメインの事業の確定申告で悩ましいことのひとつです。誰に聞いても言うことが違ったりする。税務署に行ってもわかる人がいなくて、時間はかかるし最終的には「まあいいと思います」という玉虫色の結論になったりもします。

自分のやり方が間違っていないか気になるので、機会を作っては疑問を解くようにしているのですが、解けない謎が多いです。(解けない、というか、いろんなやり方があったり、国税庁自体でルールができていないものも多かったりする)

とはいえ、税務署のかたがたも、きちんと帳簿をつける努力をしている人には基本きちんと対応してくださるので、わからないから帳簿につけないというのではなく、わからないなりに記録を残しておくことが大切だと思います。万一調査が入った時にも、自分なりの理屈でこうしましたときちんと説明できることが大事。

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